教育アプリケーション開発

開発アプリケーション「リニアポータルサイト」の概要

※本ページでご説明をする「数学リニアポータルサイト」の他にも「花塾ブルーム」「生徒派エボルビングシステム」「専用シフト・請求システム」「フランチャイズシステム」「医療コンシェルジュサービス」「オンライン授業専用アプリケーション」等、使用されるお取引様に徹底的に寄り添ったシステム・アプリケーション開発を行っております。

弊社では教育事業における本部運営、塾管理、講師の業務、および生徒の学習進捗管理を包括的にサポートするための、非常に多機能で統合されたポータルサイトを作成し、現在全国約40社の塾、予備校様に使用いただいております。

弊社のアプリケーション開発の最大の特徴は、単なるWebサイト制作の枠を大きく超え、教育サービスを実際に運営することを前提に、複雑な業務ロジック、精緻なデータモデル、そして現場で機能するワークフローまでを網羅した、150ページ以上の及ぶエンタープライズレベルの設計書を作成する点(この設計書は「画面仕様書」ではなく、事業そのものをシステムとして再構築するための設計図です。)、

そして、その設計から実装(コーディング)、運用試験に至るまでの全工程を、
レインフラワー代表取締役社長・山本と、弊社エンジニアのみで一貫して責任を持って遂行する点です。


経営視点と技術視点を融合させた意思決定を行いながら、
事業成長に耐えうる、本質的に価値のあるシステム開発を実現します。

1. アプリケーションでできること(主な機能)

本アプリケーションは、多岐にわたるユーザー(様々な形態の塾、予備校の講師の方、経営者の方)と業務に対応し、
どのような塾、予備校様においても業務・講師研修の効率、並びに教務の質を上げて、結果として確実に生徒様の合格率を向上させるための広範囲な機能を提供しています。

1. ユーザーと組織の管理
  • 承認フローのシステム化: 新規塾、新規講師、新規生徒の登録から、卒業、退塾、兼任申請、主務変更、退職申請まで、多岐にわたる承認プロセスをオンラインで処理・管理できます(本部管理者向け)。
  • 公認塾・講師・生徒の一元管理: 各種リスト表示、詳細情報の閲覧、ステータス変更(未更新、終息、除名など)の処理が可能です。
  • 個人情報・パスワード管理: ユーザー自身がMy Pageから個人情報やパスワードの変更申請を行うことができます。
2. 教材と発送の管理
  • 教材発送の自動化と管理: 新規生徒の承認時、コース追加時、新規講師の承認時、テキスト改訂時などに、必要な教材の発送レコードが自動的に作成されます。
  • 印刷・発送業務のサポート: 印刷待ち、発送待ちの教材を一覧で管理し、印刷用CSVファイルのダウンロードや、送り状・宛先シール作成用ファイルのダウンロード、発送完了処理を行うことができます(本部管理者向け)。
3. 料金と集計
  • 月次料金の自動集計: 塾の新規登録・更新、新規講師/生徒の登録数、認定テストの再試験受験数など、料金に関わる項目を自動で集計し、月次料金一覧・確認画面でレポートとして確認できます。
4. 講師の認定と教育
  • 講師認定テストの管理: テストのスケジュール作成、予約、予約者の管理、そして試験後の採点と評価(合否判定)の一連のフローを管理できます。
  • 評価に基づいた自動処理: 認定テスト合格時には、講師の更新年月日変更や、新規教材の発送レコードが自動で作成されます。
5. 生徒の学習管理(カルテ機能)
  • 成績入力と進捗把握: 講師が生徒の入塾時テスト、単元テスト、中テスト、大テストの結果、定期試験・模擬試験の結果、志望校などを入力・編集できます。
  • 視覚的な成績評価: テストの点数に応じて成績が色分け(赤、黄、緑、青)で表示され、生徒の習熟度を直感的に把握できます。

本アプリケーションの特徴

1.業務の包括的なデジタル化と統合
  • 「人(ユーザー・人事)」「物(教材・発送)」「金(料金集計)」「評価(生徒成績・講師認定)」という、塾運営の主要な業務領域を一つのポータルサイト内で完結させている点が最も特徴的です。これにより、情報の分断を防ぎ、業務効率を大幅に向上させることが期待されます。
2.自動化による業務負荷の軽減
  • 新規登録時などの自動的な教材発送レコード作成や、複雑な月次料金の自動集計機能は、本部スタッフの定型業務の負荷を大きく減らします。
  • 講師認定テストの合否後のステータス更新や教材発送が自動で行われる仕組みも効率的です。
3.複雑な組織・人事フローへの対応

複数の役職を持つユーザーへの対応や、本部管理者、塾責任者、講師といった多様なロールに基づく厳密な権限管理が設計されています。特に兼任申請主務変更申請といった複雑な人事異動の承認フローがシステムに組み込まれている点は、組織運営の透明性と正確性を高めます。

4.教育アプリケーションとしての実用性

生徒カルテ機能における試験成績の色分け表示は、指導者が生徒の状況を一目で把握し、適切な指導を行うための強力なツールとなります。
これこそ熟練の個別指導講師の目線です。本アプリケーションを使用する講師がたとえ講師1日目の講師であったとしても、点数やその推移をイメージとして認識して、その生徒の状況を俯瞰的に見る「プロ講師の視点」を育てます。単なるデータ管理だけでなく、教育現場での活用、指導業務と並行で実施可能な講師研修を見据えた設計です。

5.ユーザビリティへの配慮

PC画面とスマートフォン画面の両方に対応した基本デザインが明記されており、利用者の環境に依存しないアクセス性が考慮されています。

主要機能(システム・モジュール別)

本アプリケーションは、大きく分けて「本部管理者」「塾責任者・管理者」「講師」の3つのロールを主軸とした機能モジュールで構成されています。

A. 本部管理者向け機能(エンタープライズ・ガバナンス)
機能カテゴリ画面/モジュール名(例)主なビジネスロジックと機能
承認ワークフロー管理承認待ち一覧画面 (1.1)新規塾、新規講師、生徒、兼任、主務変更、退職など、全ての重要申請の一元管理と多段階承認フローの実行インターフェース。システム管理者に限定された承認待ち件数の表示など、厳格な権限制御が必要。
マスターデータ管理公認塾一覧/詳細画面 (1.15, 1.16)塾IDの自動採番(4桁昇順)と、それに紐づく詳細情報(更新日、ステータス)の永続化。ライセンス更新、更新停止、廃止、転籍といった、塾ステータス変更に伴う複雑なライフサイクル管理機能。
ロジスティクス/SCM教材印刷・発送画面 (1.19)発送レコードの自動生成(トリガー:新規生徒承認、コース追加、新規講師承認、テキスト改訂)。印刷用CSVファイル、送り状/宛先ファイルダウンロードといった、ロジスティクス連携インターフェース。
経理/会計処理月次料金一覧/確認画面 (1.25, 1.26)塾単位での月次料金算定。新規講師・生徒の登録日、更新期限、認定テスト再試験受験数など、複雑なビジネスルールに基づく集計ロジックの実行と結果表示。CSVエクスポート機能。
システム管理システム設定画面 (1.48)パスワード再送、未申請新規塾の管理、Help/教材解答/タイトル編集(MarkDown対応)、メールテンプレート管理など、システムの基本設定とメンテナンス機能。システム管理者変更 (1.57) には承認フローがないなど、権限集中の設計。
B. 塾責任者・管理者向け機能(組織・人事管理)
機能カテゴリ画面/モジュール名(例)主なビジネスロジックと機能
自組織管理自塾情報閲覧/編集画面 (2.2, 2.3)自塾に関する情報(管理者リスト、教材送付オプション)の管理。塾責任者変更申請 (2.18) の発起機能。
申請モジュール公認講師申請 (2.6), 新規生徒申請 (2.7)講師の塾内IDの自動採番(5桁昇順)ロジック。勤務開始予定日を考慮したステータス遷移ロジック(例: 認定テスト合格日と勤務開始日のずれ)。
生徒ライフサイクル自塾生徒一覧画面 (2.5)生徒の卒業・退塾申請の発起機能。この操作は本部管理者の承認ワークフロー (1.7, 1.8) へと繋がる。
講師更新ワークフロー公認講師更新申請画面 (2.13)講師の更新手続き状況(更新済、更新せず、受験中)の表示と、更新申請の実行。6月以降の未更新講師のステータス自動変更(未更新→退職)ロジック。
C. 講師向け機能(教育・指導支援)
機能カテゴリ画面/モジュール名(例)主なビジネスロジックと機能
生徒カルテ機能生徒カルテ画面 (3.3)入塾時テスト合格をトリガーとする他の試験の成績入力権限制御ロジック。テスト結果の色分け表示(赤: 0-79点、青: 90-100点など)という、教育上の判定ロジックの実装。単元テスト/中テスト/大テストの複数回受験(3回まで)の履歴管理。
認定テスト予約認定テスト予約画面 (3.1)受験可能条件(ロール、ステータス)のチェック。試験3日前を境とする無料/有料キャンセル期間の判定ロジックと、それに伴う予約レコードのステータス更新。
成績入力・編集各種試験結果入力画面 (3.6-3.8)試験種別ごとに異なる満点・合格基準点に基づいた成績入力インターフェースとデータ検証。

システム/アーキテクチャ上の優位性(技術的特徴)

A. 堅牢なワークフローエンジンとデータ整合性
  • 多段階・条件付き承認の組み込み: 兼任申請 (1.9) のような、現主務先、現兼務先、新規兼任先、本部責任者といった複数主体が関与し、かつ「要承認」と「確認のみ」がロールや申請内容によって動的に変化する複雑な承認マトリクスに対応できる柔軟なワークフローエンジンを基盤に整備。
  • トランザクション管理の徹底: 塾ステータスが「終息」や「除名」に変更される際 (1.18)、「当該塾が兼任先のスタッフ・講師の兼任データが削除される」「当該塾が主務のスタッフ・講師のログイン不能化と退職ステータスへの変更」といった、複数のテーブル/サービスに跨るデータの一貫した更新処理(トランザクション)が必須と設計。これは、データ整合性を担保する上で極めて重要な設計です。
  • イベント駆動型処理: 新規生徒承認、テキスト改訂などのイベントをトリガーとして、教材発送レコードを自動的に作成する仕組みとするために、イベント駆動型のバックエンド処理。
B. 柔軟なコンテンツ管理と外部連携インターフェース
  • MarkDownベースのコンテンツ管理: 「お知らせ(1.29)」および「Help(1.51)」の編集機能では、Markdown記法を採用しています。これにより、テキスト装飾や構造化された文章を、専門的なHTML知識なしで直感的に記述することが可能です。また、表示側にはMarkdownパーサーおよびレンダリングエンジンを実装し、編集されたコンテンツを正確かつ美しく表示します。この仕組みにより、コンテンツ更新のスピード向上、運用担当者による自律的な情報発信、レイアウトや表現の一貫性を保った管理を実現し、継続的に成長するサービス運営を支える柔軟なコンテンツ管理基盤を提供します。
  • メールテンプレートと変数埋め込み: 自動発信メールにおいては、変数埋め込みに対応したメールテンプレート機能(1.55、1.56)を実装しています。テンプレート内には {0} などのプレースホルダーを設定でき、ユーザー名や申込内容、日時などの情報を動的に差し込むことが可能です。システム内部では、メッセージサービス層においてデータバインディング処理を行い、外部のメール送信サービス(SMTP/API)と連携することで、正確かつ安定したメール自動配信を実現します。これにより、通知・案内・リマインドなどの自動化、内容の一貫性を保った大量配信、運用ルールに沿った柔軟な文面管理が可能となり、教育サービス運営におけるコミュニケーション業務を大幅に効率化します。
  • データ連携とエクスポート: 月次料金データ (1.25) や塾一覧 (1.15) のCSV/ファイルダウンロード機能は、業務データ分析や外部システム連携、請求業務効率化のために設計された、重要なデータエクスポートインターフェースです。
C. エッジケースを考慮したビジネスロジック

  • 複雑な集計ロジックと正確な請求処理:月次料金確認画面(1.26)では、「全生徒数には当月25日以降に承認された生徒を含める一方で、新規生徒の内訳には含めない」など、時間軸とステータスを組み合わせた高度な例外ルールに基づく集計を行っています。こうした処理は単純な件数集計ではなく、正確な請求・収益管理を支えるためのビジネスロジックおよび分析設計を必要とします。弊社では、実際の業務運用を深く理解した上で、請求ミスを防ぎ、経営判断にも耐えうる集計ロジックをシステムとして実装しています。
  • UXを向上させる非遷移処理: 承認画面(1.2、1.3)や兼任申請画面(1.9)では、「否認」を選択した場合、確認ボタンをクリックしても画面遷移を行わず、否認理由の入力欄を即時表示するという非遷移型のUI仕様を採用しています。これは、ユーザー操作の流れを止めない、入力漏れや操作ミスを防止する、必要なデータを自然な形で収集するための設計であり、UI側での即時バリデーションと動的表示処理によって実現されています。単なる見た目の使いやすさではなく、業務効率とデータ品質の両立を意識したUX設計が、弊社のアプリケーション開発の特徴です。

事業の信頼性を根幹から支える、エンタープライズレベルのセキュリティ設計

本「数学リニアポータルサイト」は、教育サービスという個人情報・成績・契約情報を扱う事業の中核システムとして、

  • セキュリティ
  • データ整合性
  • 内部統制
  • 長期運用

これらすべてを前提に設計された、エンタープライズレベルのアプリケーション基盤です。

単なる「ログインできる」「権限を分けている」といった表層的な仕組みではなく、
業務フロー・データ構造・UI挙動に至るまで、セキュリティが組み込まれた設計となっています。

以下では、その中でも特に重要な設計思想を、技術的観点から明確にご紹介します。


1. 多階層ロールを前提とした、厳格かつ実務的なアクセス制御設計

本システムでは、

  • システム管理者
  • 本部管理者
  • 塾責任者
  • 塾管理者
  • 講師
  • 一般ユーザー

といった複数階層のロールを前提に、
機能・データ双方へのアクセスを厳密に制御しています。

これは単なる権限ON/OFFではなく、
実際の業務責任範囲をそのままシステムに落とし込む設計です。

機能単位での明確な権限分離

承認待ち一覧画面(1.1)では、
「システム管理者のみが扱う承認対象」が明確に定義されており、
ロールによって利用可能な機能そのものが分離されています。

また、システム設定画面(1.48)は
システム管理者のみが操作可能とされ、
事業やデータ全体に影響を与える操作を、最高権限者に限定しています。

これは、
「誤操作による事故を構造的に起こさせない」
という設計思想に基づくものです。

レコード単位まで踏み込んだアクセス制御

さらに本システムでは、
画面単位ではなく、個々のデータ(レコード)単位での制御を行っています。

たとえば、公認講師詳細画面(1.31)では、

  • 編集可能なユーザーに該当する場合のみ
  • 編集ボタン自体が表示される

という仕様を採用しています。

これは
「誰が」「どのデータを」「どこまで操作できるか」
を厳密に定義する、きわめて実践的なアクセス制御です。

また、塾責任者・管理者向け画面では、
自塾に属するデータのみを表示対象とする水平方向の制限を設け、
他組織の情報が論理的にも物理的にも参照できない設計となっています。


2. 認証・資格情報を「運用まで含めて」設計したセキュリティ基盤

認証・パスワード管理においても、単なるログイン機構に留まらず、ライフサイクル全体を考慮した設計を行っています。

システム全体で統制されるパスワードポリシー

パスワード変更画面(4.12)では、

  • 最小文字数
  • 数字・英大文字・記号の必須条件

をシステム設定として定義し、全ユーザーに対して一貫したセキュリティポリシーを強制します。これにより、属人的な運用やセキュリティレベルのばらつきを排除しています。

安全性を重視したパスワード設定・再設定フロー

パスワード設定画面(4.3)へのアクセスは、

  • ランダム生成された多桁英数字を含むURL
  • 有効期限(24時間)

によって制御されています。

これは、URL推測・漏洩リスクを考慮した標準的かつ堅牢な設計です。

さらに、IDを画面に表示せず、生年月日を入力させることで、複数要素を組み合わせた認証プロセスを実現しています。

緊急時・管理時まで想定した運用設計

ユーザーと連絡が取れない場合を想定し、システム管理者による**パスワード強制変更機能(1.59)**を用意しています。

また、システム管理者自体の変更(1.57)についても、迅速な対応が可能な設計としつつ、操作ログ・履歴管理を前提とした統制設計を行っています。


3. 業務フローとデータ設計による、実効性のある内部統制

本システムでは、セキュリティを「技術」だけでなく「業務フロー」で担保しています。

承認ワークフローによる変更統制

塾・講師・生徒に関する登録、変更、退会といった重要操作は、すべて承認フローを経由する設計です。

これにより、

  • 不正なデータ登録
  • 誤操作による情報改変

を、構造的に防止しています。

UIレベルでの統制とトレーサビリティ確保

否認時には、画面遷移を行わず否認理由の入力を必須とする設計を採用しています。

これは、

  • 入力漏れを防ぐ
  • 判断理由を必ず記録する

ためのUI設計であり、後続の監査・検証を前提とした実務的な統制です。

さらに、申請日・承認日・更新日、教材発送における担当者情報などを体系的に保持することで、「誰が、いつ、何を行ったか」を追跡可能な監査証跡を確保しています。


ただ「動くシステム」ではなく、「事業を支える基盤」をつくる

弊社が開発するシステム・アプリケーションは、単なる機能実装の集合体ではありません。

  • 事業運営
  • 組織構造
  • 責任範囲
  • セキュリティ
  • 内部統制

これらすべてを前提に、最初から“壊れにくい構造”として安心して使用できて、

なにより「人(講師・生徒・経営者の全て)がもつ力を最大限に引き出す」ことができる、人間の人間らしさを最大に引き出すあたたかいシステムです。